ランニングダイナミクスデータとカラーゲージ

ランニングダイナミクスページのメインデータ項目に表示されるカラーゲージは、自身のランニングダイナミクスデータが他のランナーのデータと比較してどのあたりに位置するのかを示すものです。カラーゲージの表示に対応するデータ項目は、ピッチ、上下動、接地時間(GCT)、GCTバランス、上下動比です。カラーゲージはGarminの独自調査データを基にしたパーセンタイルで分類されています。各データ項目のカラーゲージが示す値は、下記の表をご参照ください。(GCTバランスのみカラーゲージの基準が異なるため、別表で記載)

表から、経験豊富で速いランナーほど、接地時間(GCT)が短く、上下動と上下動比が小さく、ピッチが速い傾向であることがわかります。例外的に、背の高いランナーはわずかにピッチが遅く、歩幅が長く、上下動が大きくなる傾向があります。上下動比は、上下動÷歩幅で求められる割合(%)で、身長との関係はありません。

ランニングダイナミクスのデータ解釈や理論は、走法などにより一様ではありません。それらに関する情報は、専門の書籍やウェブサイト等をご覧ください。

GCTバランスは他のランニングダイナミクスデータと同様に、自身のランニングフォームを数値化して見るための指標の一つです。左右の接地時間がそれぞれ50%でバランスが均一な状態を意味します。数値が50%より大きいと、数値が大きい方の足をより長く地面について走っている、つまり偏ったバランスで走っているということになります。

左右対称なランニングフォームが理想的といわれており、レベルの高いランナーはバランスがよく素早いストライドで走る傾向があります。(けがをしている場合や坂道を走っている場合は、大幅に数値が偏る傾向があります。)

ランニングダイナミクスについて詳しくは、Garmin.co.jp/minisite/garmin-technology/running/をご参照ください。

カラーゲージ

パーセンタイル

ピッチ

接地時間(GCT)

上下動*

上下動比*

HRM

RDP

HRM

RDP

パープル

>95

>183 spm

< 218 ms

< 6.4 cm

< 6.8 cm

< 6.1 %

< 6.5 %

ブルー

70 - 95

174 - 183 spm

218 - 248 ms

6.4 - 8.1 cm

6.8 - 8.9 cm

6.1 - 7.4 %

6.5 - 8.3 %

グリーン

30 - 69

164 - 173 spm

249 - 277 ms

8.2 - 9.7 cm

9.0 - 10.9 cm

7.5 - 8.6 %

8.4 - 10.0 %

オレンジ

5 - 29

153 - 163 spm

278 - 308 ms

9.8 - 11.5 cm

11.0 - 13.0 cm

8.7 - 10.1 %

10.1 - 11.9 %

レッド

< 5

< 153 spm

>308 ms

>11.5 cm

>13.0 cm

>10.1 %

>11.9 %

経験の多い、速いランナー  経験の少ない、遅いランナー

*上下動と上下動比は、使用するセンサーにより数値幅が異なります。HRM=ハートレートセンサー使用時、RDP=ランニングダイナミクスポッド使用時