トレーニングステータスのレベル
トレーニングステータスは、VO2 Maxと短期的負荷、HRVステータスの長期間のデータを基に、トレーニングが自身のパフォーマンスにもたらす効果を示します。トレーニングステータスを参考にすることで、トレーニングの計画やフィットネスレベルの向上に役立てられます。
ステータスなし:利用可能なトレーニングデータがありません。トレーニングステータスを表示するには、2週間で複数のランニングまたはサイクリングVO2 Max の測定結果を含むアクティビティを記録する必要があります。
ディトレーニング:一週間またはそれ以上、通常よりトレーニングを行っていません。フィットネスレベルに影響を及ぼし始めています。トレーニング負荷を増やして改善を試みてください。
リカバリー:ハードトレーニングで消耗した身体の回復に適したトレーニング負荷です。十分な回復を感じたら、負荷の高いトレーニングを再開しましょう。
キープ:現在のフィットネスレベルを維持するのに適したトレーニング負荷です。今よりもワークアウトのバリエーションやトレーニングのボリュームを増やすことで、フィットネスレベルの向上が期待できます。
プロダクティブ:フィットネスレベルとパフォーマンスが良い方向に推移しています。フィットネスレベルを維持するためにトレーニングに休息期間を取り入れることも重要です。
ピーキング:これまでのトレーニングでの疲労も上手く回復ができた、理想的なレースコンディションです。このコンディションは長く続かないため、その際はトレーニングプランを改めて計画し、実行しましょう。
オーバーリーチ:トレーニング負荷が高すぎるため、フィットネスレベルの向上には逆効果です。十分な休息が必要です。適度に軽い運動を行いながら、時間をかけて身体を休めてください。
アンプロダクティブ:トレーニング負荷は適切なレベルですが、フィットネスレベルが低下しています。休息や栄養状態、ストレスなどの健康面に低下の要因があるかもしれません。
疲れている:リカバリーとトレーニング負荷のバランスが悪い状態です。ハードなトレーニングを行った後や、レースの後に通常起こり得る状態です。身体の回復を助けるため、全体的な健康状態に注意してください。
トレーニングステータスを表示するには
トレーニングステータスは、1週間に最低1回のVO2 Maxの測定値を含むユーザーのフィットネスレベルのデータを基に評価されます。最大心拍数の70%以上の心拍数を数分間維持する強度の屋外ランニングまたはバイクアクティビティを行うと、VO2 Max の測定値が更新されます。(バイクアクティビティには、心拍計に加え、対応するパワー計が必要です。)屋内ランニングアクティビティでは、VO2 Maxは測定できません。
トレイルランでのランニングをVO2 Max測定から除外したい場合は、アクティビティ設定でVO2 Maxの記録を無効にすることができます。
- トレーニングステータスを表示するには、週に1回以上の頻度で、光学式心拍計(または胸部ベルト式心拍計)とパワー計(バイクアクティビティのみ)を使用して、最大心拍数の70%以上の心拍数を10分間以上維持する強度のトレーニングを行います。
- デバイスを1~2週間使用すると、トレーニングステータスが表示されます。
- デバイスにユーザーのパフォーマンスを学習させるため、優先トレーニングデバイスですべてのアクティビティを記録してください。( アクティビティとパフォーマンス測定結果を同期する)
- デバイスは、睡眠中を含めて昼夜を通して装着し、継続的に最新のHRVステータスを測定してください。有効なHRVステータスを保持することで、VO2 Maxを含むアクティビティが少ない場合でもトレーニングステータスを表示することができます。