カラーゲージについて
ランニングダイナミクスページのメインデータ項目に表示されるカラーゲージは、自身のランニングダイナミクスデータが他のランナーのデータと比較してどのあたりに位置するのかを示すものです。カラーゲージの表示に対応するデータ項目は、ピッチ、上下動、接地時間(GCT)、GCTバランス、上下動比です。カラーゲージはGarmin社の独自調査データを基にしたパーセンタイルで分類されています。各データ項目のカラーゲージが示す値は、下記の表をご参照ください。(GCTバランスのみカラーゲージの基準が異なるため、別表で記載)
表から、経験豊富で速いランナーほど、接地時間(GCT)が短く、上下動と上下動比が小さく、ピッチが速い傾向であることがわかります。例外的に、背の高いランナーはわずかにピッチが遅く、歩幅が長く、上下動が大きくなる傾向があります。上下動比は、上下動÷歩幅で求められる割合(%)で、身長との関係はありません。
カラーゲージ |
パーセンタイル |
ピッチ |
接地時間(GCT) |
上下動* |
上下動比* |
||
HRM |
RDP |
HRM |
RDP |
||||
パープル |
>95 |
>183 spm |
< 218 ms |
< 6.4 cm |
< 6.8 cm |
< 6.1 % |
< 6.5 % |
ブルー |
70 - 95 |
174 - 183 spm |
218 - 248 ms |
6.4 - 8.1 cm |
6.8 - 8.9 cm |
6.1 - 7.4 % |
6.5 - 8.3 % |
グリーン |
30 - 69 |
164 - 173 spm |
249 - 277 ms |
8.2 - 9.7 cm |
9.0 - 10.9 cm |
7.5 - 8.6 % |
8.4 - 10.0 % |
オレンジ |
5 - 29 |
153 - 163 spm |
278 - 308 ms |
9.8 - 11.5 cm |
11.0 - 13.0 cm |
8.7 - 10.1 % |
10.1 - 11.9 % |
レッド |
< 5 |
< 153 spm |
>308 ms |
>11.5 cm |
>13.0 cm |
>10.1 % |
>11.9 % |
経験の多い、速いランナー > > > > 経験の少ない、遅いランナー
*上下動と上下動比は、使用するセンサーにより数値幅が異なります。HRM=胸部ベルト式心拍計使用時、RDP=ランニングダイナミクスポッド使用時
別表:GCTバランス
カラーゲージ |
レッド |
オレンジ |
グリーン |
オレンジ |
レッド |
対称性 |
悪い |
普通 |
良い |
普通 |
悪い |
ランナー分布 |
5 % |
25 % |
40 % |
25 % |
5 % |
GCTバランス |
左> 52.2% |
左50.8 - 52.2% |
左50.7% - 50.7%右 |
50.8 - 52.2%右 |
52.2% <右 |
ランニングダイナミクスのデータ解釈や理論は、走法などにより一様ではありません。それらに関する情報は、専門の書籍やウェブサイト等をご覧ください。
GCTバランスは他のランニングダイナミクスデータと同様に、自身のランニングフォームを数値化して見るための指標の一つです。左右の接地時間がそれぞれ50%でバランスが均一な状態を意味します。数値が50%より大きいと、数値が大きい方の足をより長く地面について走っている、つまり偏ったバランスで走っているということになります。
左右対称なランニングフォームが理想的といわれており、レベルの高いランナーはバランスがよく素早いストライドで走る傾向があります。(けがをしている場合や坂道を走っている場合は、大幅に数値が偏る傾向があります。)