トレーニング効果について
トレーニング効果(TE)とは、ユーザーの有酸素運動能力と無酸素運動能力にトレーニングがもたらす効果を数値で示すものです。トレーニング効果はアクティビティ中に蓄積されます。アクティビティが進むにつれて、トレーニング効果の数値は増えていきます。トレーニング効果は、ユーザープロフィールと心拍数、アクティビティの継続時間や強度、アクティビティタイプ、運動中に蓄積したEPOC値を基に算出されます。7種類のトレーニング効果のラベルは、アクティビティがもたらす主な効果を示します。各ラベルの色は、負荷バランスに対応しています( 負荷バランス)。各フィードバックフレーズ(例:VO2 Maxの更なる向上)の詳細は、Garmin Connectのアクティビティの詳細から確認できます。
有酸素トレーニング効果(有酸素TE)は、心拍数を基に運動の累積強度が有酸素運動能力にどのくらい影響を与えるかを測定し、そのトレーニングがフィットネスレベルの維持または向上に効果があるかどうかを示します。運動中に蓄積したEPOC(運動後過剰酸素消費量)はユーザーのフィットネスレベルとトレーニング週間を考慮した値の範囲に割り当てられます。中強度の一定したペースで行う運動や、180秒以上継続して運動するインターバルを含むワークアウトは、有酸素性エネルギー代謝を促し、有酸素運動能力に高い向上効果をもたらします。
無酸素トレーニング効果(無酸素TE)は、心拍数とスピード(またはパワー)から、極めて高い強度の運動でパフォーマンスを発揮する能力の向上に効果があるかどうかを示します。EPOCに対する無酸素運動の影響とアクティビティタイプに基づく値を得られます。10秒から120秒までの短いインターバルを高強度で繰り返し行うワークアウトは、無酸素性キャパシティの向上にかなり高い効果をもたらし、無酸素トレーニング効果の改善につながります。
トレーニングページのデータ項目に有酸素トレーニング効果と無酸素トレーニング効果を追加することで、アクティビティ中に数値をモニターすることができます。
TE値 |
有酸素向上効果 |
無酸素向上効果 |
0.0~0.9 |
効果なし |
効果なし |
1.0~1.9 |
効果 小 |
効果 小 |
2.0~2.9 |
有酸素フィットネスの維持 |
無酸素フィットネスの維持 |
3.0~3.9 |
有酸素フィットネスの向上 |
無酸素フィットネスの向上 |
4.0~4.9 |
有酸素フィットネスの更なる向上 |
無酸素フィットネスの更なる向上 |
5.0 |
過度なトレーニング 十分な休息なしではリスクあり |
過度なトレーニング 十分な休息なしではリスクあり |
トレーニング効果は、Firstbeat Analyticsにより提供・サポートされています。詳しくは、firstbeat.comをご覧ください。